羽生 やりましょう!そして変えましょう!
本日の将棋界では、第76期順位戦のうち
B級2組の5回戦が5局行なわれています。。
今回はその中から
「藤井猛九段-森下卓九段」の模様を
ご紹介させていただきます。。
2手目△8四歩。
上図での持ち駒
▲藤井九段: なし
△森下九段: なし
先手は振り飛車党のカリスマ・藤井九段。
その初手は普段通りに角道を開く▲7六歩から。。
対します、生粋の居飛車党・森下九段は2手目に
△8四歩と飛車先を突き、対局はスタート。。
両者のポリシーが強く反映させる出だしから
続く3手目に、藤井九段は飛車に手をかけると。。
3手目▲6八飛。
上図での持ち駒
▲藤井九段: なし
△森下九段: なし
6筋へと振り、自身の代名詞でもある
振り飛車の王道「四間飛車」に構えました。。
8手目△3ニ銀。
上図での持ち駒
▲藤井九段: なし
△森下九段: なし
藤井九段は「振り飛車」、森下九段は「居飛車」に
それぞれ飛車のポジションが決まったところで、次に
両者は息を合わせて玉の囲いを目指します。。
ともに玉を盤面向かって右側に寄せていきますが
森下九段は角道を閉じたまま駒組みを進行。。
12手目△5四歩。
上図での持ち駒
▲藤井九段: なし
△森下九段: なし
午前の対局は上図12手目まで進行。。
角頭の歩を突いた森下九段に対して(10手目△3四歩)
藤井九段が22分の考慮で中央5筋の歩を突くと
森下九段も追随した局面で、お昼休憩に突入。。
【 お昼のオーダー 】
藤井九段: なし
森下九段: サバ味噌定食
13手目▲5五歩。
上図での持ち駒
▲藤井九段: なし
△森下九段: なし
午後の対局開始の一手で
藤井九段はいきなり5筋の歩を突き合わせ
仕掛けを開始します。。
森下九段が3分の考慮で
△同歩(14手目)と応じると。。
15手目▲5五同歩。
上図での持ち駒
▲藤井九段: 歩
△森下九段: 歩
藤井九段は閉塞感を払いのけるように
ポーンと角を迫り出し、天王山で歩交換が成立。。
次に、森下九段が
角頭に銀を乗せたのをみて(16手目△2三銀)、以下
▲5八飛~△3ニ玉~▲6八銀~△8五歩~▲7七角に
△3一角をみて、下図23手目▲5七銀と進行。。
23手目▲5七銀。
上図での持ち駒
▲藤井九段: 歩
△森下九段: 歩
後手が囲いに取り掛かる間に
藤井九段は飛車を5筋に振り直すと、その先へ
銀を乗せて「棒銀」に構えました。。
29手目▲6七銀。
上図での持ち駒
▲藤井九段: 歩
△森下九段: 歩
次に、振り飛車の相棒「美濃囲い」を完成した
藤井九段は銀を6筋に開き、飛車先を通します。。
しなやかに駒を組み上げる先手に対して
陣形整備に遅れを取った格好の森下九段は
守り駒の金を飛車側に預け(30手目△7ニ金)
非常手段で先手の仕掛けに備えます。。
が、次の瞬間。。
31手目▲7五歩。
上図での持ち駒
▲藤井九段: 歩
△森下九段: 歩
藤井九段は構うことなく、ここが仕掛けどころと
7筋の歩を突き合わせました。
37手目▲4六角。
上図での持ち駒
▲藤井九段: 歩2
△森下九段: 歩2
森下九段は突き合わされた歩を
金を戦場に繰り上げ、払いのけますが
手番を握った藤井九段は角を軽快に旋回し
角度を変えて、森下飛車のコビンを睨みます。。
この局面で森下九段の考慮中に
夜戦に備えて40分間の夕食休憩に突入。。
【 夕食のオーダー 】
藤井九段: なし
森下九段: チャーシューメン
ここまでは藤井九段の構想が決まった印象ですが
果たして、森下九段がどのような切り返しをみせるのか。。
夕食休憩明けからの終盤戦が楽しみです。。
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久保銀河誕生。。
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今、最も輝き放つ女流棋士
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舞台は火の国・熊本
絶好調の秀英を撃破。。
王位戦は大ピンチ。。
竜王戦の舞台で
7年ぶりに頂上決戦が実現
(昨日更新)
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もうすぐプロとなって一周年。。
(炎の七番勝負など)