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世界線 食の、あたらしい風。
こんにちは。涼太です。
誕生日の7月30日にドラクエ11のソフトをもらってですね。
1ヶ月ほどかけてつい先日、クリアしました。
・・・・・最高でした!
久しぶりに語りたくなるゲームでした。
今日はドラクエについて書きたいと思います。
ネタバレもありますのでお気をつけて。
おれのドラクエ歴はそう深くなくてですね。
実はプレイした作品は多くありません。
初代プレステ世代なのでやったのは7、8だけですね。どちらもどハマりした記憶があります。
それでドラクエの世界観も好きになって、他作品のことも調べたりしていました。
最後にプレイした8ももう10年も前の作品ですから(今じゃ8がスマホで遊べるとか。スゲエ)
ゲームとしてプレイするのは本当に久しぶりです。
電源オン。
「序曲」!!!!!
ドラゴンクエストのメインテーマ流れるオープニング・ムービー。
これを聞くだけで、間違いなく勇者だった10年前が戻ってくるのを確かに感じます。涙さえ溢れそうでした。
「序曲」には作品によって色々なアレンジがあります。
自分には7のイントロが印象的ですが今回のもまた良し。
1年前さいたまスーパーアリーナで舞台「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」を観劇しましたがオープニングはやっぱり「序曲」。
大迫力のサウンド、照明、そしてパフォーマンスに本当に泣きました。
この曲は本当に、俺たちを冒険へと誘ってくれます。トイレで5分で作曲されたとはとても思えない。
1ヶ月ゲームを起動するたび「序曲」に誘われて、おれはこのゲームをクリアしたわけです。
クリアした感想。
超ネタバレするよー↓
ストーリーがめちゃめちゃ良かった!!
サブタイトル「過ぎ去りし時を求めて」。
魔王との戦いで死んでしまうヒロインの一人ベロニカを生き返らせるため、
世界「ロトゼタシア」において過ぎ去った時間が全て詰まった「時のオーブ」を勇者である主人公が破壊し、ロトゼタシアの時間を遡って過去を改変しようとすることから
過ぎ去りし時を求める主人公の旅が始まります。
実はこれ、ある程度プレイして魔王ウルノーガを
倒した後のアフターストーリー。
これまでの話は
「6色のオーブ集めて魔王倒そうと思ったら負けたンゴ….
世界滅んだけど勇者の剣つくって倒したンゴ!」
って感じです。
今回の魔王はウルノーガ。作中で世界滅亡に成功します。
冒頭から世界支配に成功していた7の魔王オルゴ・デミーラに次ぐ有能さ。
ベロニカもウルノーガに敗北した主人公たちを逃すため犠牲になったのです。他にも色々被害が。
主人公が「悪魔の子」と呼ばれるのもコイツのせい。倒した時の感慨もひとしおです。
でも「失われた時」って何だろう…?って感じでした。
そこへ始まるアフターストーリー。
魔王を討ったとはいえ、ベロニカの死や荒廃した世界その他諸々は変わらない。
そこで出会ったのが最後のオーブ「時のオーブ」。
これを壊せば過去に戻り、魔王ウルノーガによる被害を全てなかったことにできる!
でも「時のオーブ」を破壊し、過去に戻ることができるのは勇者の力を持つものだけ。
そして過去に戻れば、未来には2度と戻れない。
それでも過去へ戻るのか。勇者は選択を迫られます。
….えっ?パーティとお別れなの?
出会ったサブキャラは?家族は?イシの村で帰りを待つ幼馴染のエマは?
今生の別れじゃないだろな?なんとかしてまた会えるんでしょ?時間収斂とかで。救済措置あるんだろうな?
いやコレ絶対ないヤツだよ!!!!
うわー……..
この時ほど
はい←
いいえ
が嫌だったことはありません。
今作品はキャラクターもとても魅力的で、中でもやっぱり仲間たちへの愛着も、仲間同士の絆も並大抵じゃないのです。
それなのにプレイヤーであるおれの手で永遠の別れを選ばなきゃいけない….本当に苦渋の決断でした。
「The 3rd Birthday」というゲームのエンディングでは主人公の妹を操作して主人公を射殺するシーンがありますが、
重大な選択をプレイヤーにさせるゲームは、グッときます….楽しいことも、辛いことも。
かくして主人公は勇者のつるぎを振るって「時のオーブ」を破壊します。
勇者のつるぎは砕け、そして主人公は時を遡ります。
やってしまった….なんという寂寞感。
気がつくとそこはウルノーガに敗北する直前の時空。
目の前には仲間たちと、そして、ベロニカ。
生きているベロニカに喜びつつも、心中は複雑です。
彼らは勇者が、そしておれが冒険を共にした仲間たちとは違うんだ…
見た目も中身も一部なら記憶も同じだけど。
違う彼らなんだ….
それでも勇者は魔王を倒し、過去を、そして未来を変えなくてはならない。
主人公の孤独な戦いが始まるのです。
まずはウルノーガを瞬殺します。
主人公はまさに「強くてニューゲーム」。
手口も全部看破してるし、ぶっちゃけレベルもまあ高いしウルノーガのドロップアイテム「魔王のつるぎ」を装備しているのでハイパームテキです。
しかしウルノーガはいまわのきわ、何かを見つけたような驚いた顔をすると、不吉な一言を残します。
「時を遡ってきたのが お前だけだと思うなよ…」
えっ?
ゾッとしました。混乱しました。
他にもいるのか?誰だ?ウルノーガ自身?仲間の誰か?うーん。
その時、ロトゼタシアの空に光る「勇者の星」が唸りをあげます。
この星は勇者の象徴として神聖視されていたのですが、正史ではこの後ウルノーガに破壊されてしまうのです。
それが、落ちてきました。
黒い光を放つこれは勇者の星などではなかったのです。
この星にはあるモノが封じられていました。
それは世界創生以前より存在し、かつて聖なる竜を滅ぼしてロトゼタシアを闇に堕とした悪しき神。
当時とある戦士たちの手によって封印された存在。
ウルノーガが誕生する原因にもなった、真のラスボス。
名前を、邪神ニズゼルファ。
見た目はセルっぽいです。鳥山明テイスト。
ニズゼルファは封印されて以来、星に封印された力の部分とかよわい魂とに分離され、虎視眈々と復活の時を待っていました。
しかし正史では独裁を望むウルノーガに星ごと破壊され、復活は叶わぬものとなっていたのです。
主人公と共に時を遡ってきたもの、それはニズゼルファの魂でした。
勇者が魔王を倒したことで、邪神が復活することになってしまったのです。
なんという皮肉。そしてアツい展開。タイムスリップものとして素晴らしい展開でした。
オープニングや作中で妖精みたいな姿をしたニズゼルファの魂はちょくちょく登場していたのですが、まさか!という感じで伏線回収されました。
勇者は邪神を倒すため、仲間たちと再び旅を始めます。
再び世界各地を巡り、再び勇者のつるぎを作って。
正史で経験したイベントあれこれをなぞりながら。
正史通りのこともあり、改変されていることもあり。2週目といえど見所ばかりです。
特によかったのは、飛行アイテム入手のイベント。
空を飛ぶ手段を手に入れてやっと全てのマップを巡れるようになるというのはドラゴンクエスト恒例ですが、今作ではケトスという空飛ぶクジラが仲間になるイベントがそれにあたります。
このイベントで使われた曲はあの「おおぞらをとぶ」!
DQ3、8の飛行アイテムにまつわる曲ですね。
物悲しさと勇壮さがないまぜになった名曲。
今作ではケトスを覚醒させるためベロニカと妹セーニャの故郷に伝わる曲として2人で奏でられます。
演奏に至るまでのセリフは、ドラクエ3の双子の巫女のものと全く同じなんですね。
ベロニカが天空のフルートを、セーニャが竪琴を構えて一瞬の呼吸が置かれそして
この曲が奏でられた時にはまさかそうとは知らなかったですから本当に驚きましたし
同時に嬉しくもありました。
そして主人公たちは覚醒したケトスの力を借り、見事邪神ニズゼルファを滅ぼすのでした。
ニズゼルファを倒した主人公のもとに、聖なる竜が現れます。
そしてこのドラゴンによって主人公はロトゼタシアを救った救世主として「ロトの勇者」と名付けられ、永遠に語り継がれる伝説の存在となったのでした。
時は過ぎて。
ニズゼルファを討った勇者のつるぎは今、ぽつんと岩壁に刺さっています。
おや、そういえばこの剣。
どこかで見覚えがあるような。
この剣をガシッと掴む者がいました。
ドラゴンクエスト1の勇者だ!!!!!
彼がこの剣を手にしたことで確信しました。
なんとしっくりくる姿。
かつてロトの勇者が振るったこの勇者のつるぎは、今ではロトのつるぎと呼ばれているのです。
世界が危機に陥るたびにその時その時の勇者のもとに現れ、共に世界を救ってきたのでした。
ドラゴンクエスト11は、ドラクエ世界に「ロトの勇者」と「ロトのつるぎ」が生まれるまでの話だったのです。
この真エンディングはやばかった。
そういやナンバリングは11。ドラクエ1の、10作後。
ちょっとくらい特別視しても良さそうなのに、全然気付きませんでした。
クロスオーバーとか、実は世界が繋がってる!とか超好きなんですよおれ。
テイルズでいえばファンタジアとシンフォニア、「絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク」と「ガンパレード・マーチ」。風都と久留間市が実は隣接してるのとか。
ファンサービスの極みですよね。過去作を知っているプレイヤーからすれば感涙モノ。
もちろんこれで生じる矛盾なんかもそれはそれであるんでしょうけど、もうなんか衝撃的すぎて気にならないくらいでした。
「もし私が闇に落ちてしまったらその時は この剣を手に…」
と言い残した聖なるドラゴン。うわ、コレりゅうおうなのかなあ。
連綿と続く勇者とつるぎの歴史の祖、それがドラクエ11の勇者なのでした。
エンドロール。
….クリアしちゃったなあ。ちょっと寂しい気さえする。
基本的におれは長いゲームの方が好きです。冒険に浸れる時間は長い方がいい。仲間たちともずっと一緒にいたいタイプ。
お、エンディング後ムービーか。
一冊の本となったロトの勇者の伝説を、とある民家のお母さんが本棚に収めます。
お母さんは眠っている一人息子を起こしに、彼の部屋へと向かうのでした。
「おきなさい おきなさい わたしのかわいいぼうや」
「今日はおまえがはじめてお城に行く日だったでしょう」
ああ、このセリフ。
そしてこの黒髪のツンツン頭は….
まさしくドラクエ3の主人公、そしてその冒頭。